• 国内輸送の主役はトラック!

最もなじみのある輸送方法といえば、トラック輸送です。

鉄道や船を利用したとしても、前後の集配はトラックで、国内の貨物輸送のうち9割以上を占めています。

 

  • トラック輸送の市場規模

トラック輸送には、一般の人々向けの宅配便や引越しサービスから、橋桁などの超大型の重量物まであり、市場規模は約14兆円に達しています。
物流事業全体の市場規模はおよそ20兆円ですから、トラック輸送は市場全体の約7割を占めています。

物流業の事業分約別営業収入(2007年度)(単位:億円)
トラック運送事業 内航海運 JR貨物 外航海運 港湾運送 航空貨物 鉄道利用 外航利用 航空利用 倉庫
14兆1,605 8,898 1,517 5兆8,207 1兆2,304 4,167 2,429 3,453 7,189 1兆7,097

(出典:国土交通省、日本物流団体連合会)

 

  • トラック運送事業の就業者

日本の就業者総数は、6282万人、このうちトラック運送事業の就業者数は、128万人と約2%を占めています。

トラック輸送は物流の基幹産業であり、人々の便利な生活を支えており、また雇用の大きな受け皿になっています。

 

  • 国内を走るトラックの台数は2000万台!

自動車の総数およそ7,200万台のうち、トラック(貨物自動車)は、なんと約2,000万台!なんと約3割がトラックなのです。

そのうち、自家用トラックがおよそ1,900万台で全体の9割を占めています。

※     ちなみに、トラックには、自分の荷物を運ぶ「自家用トラック」と荷物を輸送して対価を得る「営業用トラック」と区分されています。

 

  • 営業用トラックの活動

トラック運送事業者は、6万3,122社(H19年度末)、6万2,892社(H20年度末)。

緑ナンバーを付けている営業用トラックの保有車両数は、およそ141万台で、トラック全体の16.7%が営業用トラックとして活躍しています。

営業用トラックの輸送量をみると、トン数ではトラック輸送量全体の59.4%、トンキロでは、87.4%の輸送を営業用トラックが担っています。